2006年11月29日

一歳を過ぎ

すごいなあ。

すごいなあ、って思うのは息子の成長する姿。
毎日毎日、新しい体験をどんどん積み重ね、大きくてなってきている。ついこの
間、つかまり立ちを始めたと思っていたら、もう歩き出そうとしていて、その姿
は感動的ですらある。

好奇心に満ちた目でバケツの中をつま先立ちでのぞき込む姿はとても愛おしく、
誇らしい。思わずイタズラしたくなってしまうくらいだ。

早く大きくなって欲しいのだが、この愛おしい姿のままでいて欲しいような気も
する。親というのは難しいものだ。



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2006年11月28日

「霊鬼頼朝」


この辺りの歴史ってあんまり知らないのね。

高橋直樹「霊鬼頼朝」

義経、頼家、実朝、公暁の4人を主人公にした短編集。源頼朝を中心に、その周囲を彩った人物たちである。考えてみると義経以外はほとんど知らないんだよね。将軍職を継いだ順番くらいしか分からないというお粗末さで、不勉強ぶりが恥ずかしい。

まあ、逆に歴史を知らない分、物語の先を読めずに楽しめたところはあるかも。

矢月繋シリーズのようなダークさを期待して読むとガッカリしてしまうので、純粋に歴史小説を楽しもうという気持ちで読むべき。うーん、あまり感想がないなあ。

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2006年11月26日

今日はジャジーに



今日は仕事でJAZZライブの運営を行いました。
狭いところでの演奏でしたが、こぢんまりとしていたのがかえって良かった。
大好きな「Fly Me To The Moon」も聴くことが出来て満足。
こういう仕事は大好きだ。

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エリック・ガルシア「鉤爪の収穫」

「やあやあ、ごぶさた」で始まるこの小説。ホント久しぶりだよ。新刊で買ってから読まずに一年以上を過ごしてしまった。スマンスマン。
反省して読み始めてみたら、あっという間に読み終えてしまった。

「さらば愛しき鉤爪」から続く恐竜ハードボイルドの第三部作で、今回はマフィアの抗争に巻き込まれたヴィンセント・ルビオが右往左往するお話し。今回はハードボイルド的なイメージは少なく、むしろ被雇用者の哀しみというかつらさが描かれている。逆らえないものってあるんだよね。

そんなわけで読んで痛快!と言う場面はない。それよりは「ああ、そうだよね」とサラリーマンの我が身を重ね合わせて、妙に同情してしまうシーンが多かった。

まあ、文章はうまいので、読みやすさは保証付き。読んでませ。

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先日の男鹿旅行で新たな発見をしてしまった。
こんなキャラクターが育っていたとは知らなかった。



超神ネイガー


秋田県限定のヒーロー。
HPを見ると設定が良く作られていて素晴らしい。
テレビのCMにもちょくちょく出ていて、秋田県内におけるネームヴァリューは意外と大きいのだろう。

キリタン・ソードにカマクラ・ナックル、カントウ・シールドなどの武器も充実。

ネーミングは秋田の方言によっているため微妙だが、なんとなく格好いいと思わせる力強さがある。敵キャラもたくさんいて、それぞれ特徴がある。ただ、これだけいるとコスチュームづくりだけでもウン百万いっているんじゃないだろうか。

いやあ、いいものを知った。
これを知らないってことは罪に近いね。

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こんなステキな航空券があったとは知らなかった。(最近、新発見ばっかりだ。)

世界一周航空券 Perfect Book

世界一周堂の作成したこのガイドブック、俺の欲求を揺さぶりまくり。これを早く知っていたら、なんて後悔じみたことまで浮かんでくる。現実ではそんな休みを取れるわけもないのだが、2ヶ月いや1ヶ月でも休ませてくれたら間違いなく買っちゃいそうだ。

これまで海外とはほとんど縁のない生活をしてきた。パスポートにあるのはハングルとアラビア文字の2種類のみ(ソウルに3日、エジプトに2ヶ月)。英語圏にはまったく足を踏み入れたことはない(踏み入れる気もあまりない)。

そんな俺にとってこの航空券は、「夢のチケット」に思える。
この航空券を買うことを夢見て、明日も仕事しよう。頑張れるかも。

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2006年11月20日

夕日は見れず

今日は男鹿半島の温泉に宿泊。地図はこちら

以前から泊まってみたいと思っていた宿で、なんとか予約を取ったのだ。

部屋から夕日を見られることが最大の売りだが、あいにくの雨で雲しか見えなかった。

仕方なく早めに温泉を楽しむことに…。広い湯船で子どもも一緒に入れるのって難しい。どうやっても俺、肩までつかれないね。スキルアップの必要があるなあ。

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2006年11月17日

研修会の内容

今年になってから、毎朝受けている職場での研修会。個人のモティベーションアップを目的とした内容でそろそろ終盤にさしかかっている。

今回の内容にはモティベーションを失わせる五つの原因が挙げられていたが、そのなかに俺が一番の要因だと思っている上司の一言が無かった。全ての原因は本人の目標設定の中途半端さが招くことであるらしい。

実際そうかもしれんし、それでうまくやっている人もいるかもしれないが、俺にとっての一番の障害は上司だ。

組織の中では組織の枠組みにしたがって、その全体の目標を満足させるために行動すべきなのは当然である。そういった状況では個人で設定した目標も全体の動きや上司の考えに左右されていく。しかし、絶対に、断言しても良いが、今の上司の行動は全体の目標を達成するための妨げになっているとしか考えられない行動を良くとっている。コスト削減、業務改善が至上命題である現在、無駄な仕事を増やすだけの男。

あー、また愚痴ってるよ。反省・・・。

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2006年11月15日

狼少年

11月15日20時15分千島列島を震源とする地震が発生、気象庁は各種メディアを通して津波警報を発令した。

今回の対応はこれまでにない迅速さで行っている。2時間以内に記者会見を開くなどかなり本気の危機管理をしいているようだ。

メディアの果たす役割には本来このような公的な危機情報の発信も含まれるべきであって、そういった意味では今回の対応は評価できる。

しかし、どことなく新しいシステムのデモンストレーションを思わせるようなところがあっていまいち本気で見ていられない。20代の頃の俺だったら海岸まで見に行っていたかもしれない。

明日になって被害がなかったら、笑って「良かったね」などといつもどおりにすむのだろうが、心配なのは何も起きなかった場合に今回のような報道を大袈裟と叩く連中が出てくることだ。そういう連中が騒ぎ立て、気象庁を狼少年のごとく扱い、今後同じように災害が起きた場合の対応が鈍くなってしまうなんてことにならなければ良いが…。


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RIPSLYME「ブロウ」


Cornelius「SENSUOUS」


キリンジ「DODECAGON」


なんて辺りを購入し聴いている。特に「ブロウ」はやばいね。仕事が詰まってしまうと、家に帰る車の中、大音量で絶叫してしまう。今の俺にとっては最高のストレス発散。FUMIYAの復帰に自分自身を重ね合わせて、励ましてるのかもしれないね。

Corneliusは昔っから聴いてる。ずいぶん変わっちゃったけど、根っこの部分にある音づくりへのこだわりはそのままみたい。BGMに最適だった前作よりも分かりやすく仕上がってる。これは低音まではっきりと出せる環境で聴きたい。

そして、キリンジ。ソロ活動を経て久しぶりのアルバム。期待を裏切らない兄弟だ。しょっぱなのGolden harvestからニヤニヤしちゃったい。タイトル名は12角形からきているそうだ(ペンタゴンとかヘキサゴンとかの続きだ)。

など、こんな新譜を聴きながらもiPodの中をひっくり返して、1998年メドレー(意外と多い177曲)も流してみたりしている。楽しいな。

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2006年11月05日

北方「水滸伝」読破



呑んだ。呑まされた。死にゆく漢への弔いの酒。涙も漏れた。

北方謙三「水滸伝」

こんな物語になるとは思ってみなかった。原作のキャラクタを活かした群像劇になるんだと思っていた。甘かった。ついうっかりしていたら、自分の弱さを切り捨てられそうになった。

好漢たちの吹き上がるような思いが心を揺さぶった。生きることをただ意味もなく捨てない、その生き様をしつこいぐらいに描いてくれている。元の水滸伝のようにいつのまにかコロコロと好漢たちが死んでいくような理不尽さは無く、一人一人に物語を与えたところに大きな評価がある。

終わり方には北方謙三らしさが溢れている。切なくなるが、仕方がない。

必ず叶う夢を追うばかりが漢ではないのだ。叶わぬものであっても自分の志に殉じるその強さが漢なのだ。

続編構想中とのこと。非常に楽しみだ。

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いまイギリスからSF新時代の旗手たちがたくさん出てきているらしい。これもその中の一人。

ケン・マクラウド「ニュートンズ・ウェイク」

解説にも書いているけど、遠未来のSFガジェットが山ほど使われている。しかし、この作品はハードSFとは一線を画したスペオペなので、詳しい説明など無くどんどんストーリーが展開していく。グレッグ・イーガン「ディアスポラ」で頭を悩ましているような初心者にとっては楽に入って行けそうだ。

その代わり政治的な内容が盛り沢山で、そっちの信条を理解するのにちと頭を使う。興味ある方にとっては、SF的な設定に載せたコンゲームとして見ても面白いのかも。

日本のSFをすっかり変えてしまった「新世紀エヴァンゲリオン」のごとく、新たに盛り上がりを見せてきたSF界のシンギュラリティ(←キーポイント)と言えよう。

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