2006年11月15日
狼少年
11月15日20時15分千島列島を震源とする地震が発生、気象庁は各種メディアを通して津波警報を発令した。
今回の対応はこれまでにない迅速さで行っている。2時間以内に記者会見を開くなどかなり本気の危機管理をしいているようだ。
メディアの果たす役割には本来このような公的な危機情報の発信も含まれるべきであって、そういった意味では今回の対応は評価できる。
しかし、どことなく新しいシステムのデモンストレーションを思わせるようなところがあっていまいち本気で見ていられない。20代の頃の俺だったら海岸まで見に行っていたかもしれない。
明日になって被害がなかったら、笑って「良かったね」などといつもどおりにすむのだろうが、心配なのは何も起きなかった場合に今回のような報道を大袈裟と叩く連中が出てくることだ。そういう連中が騒ぎ立て、気象庁を狼少年のごとく扱い、今後同じように災害が起きた場合の対応が鈍くなってしまうなんてことにならなければ良いが…。
今回の対応はこれまでにない迅速さで行っている。2時間以内に記者会見を開くなどかなり本気の危機管理をしいているようだ。
メディアの果たす役割には本来このような公的な危機情報の発信も含まれるべきであって、そういった意味では今回の対応は評価できる。
しかし、どことなく新しいシステムのデモンストレーションを思わせるようなところがあっていまいち本気で見ていられない。20代の頃の俺だったら海岸まで見に行っていたかもしれない。
明日になって被害がなかったら、笑って「良かったね」などといつもどおりにすむのだろうが、心配なのは何も起きなかった場合に今回のような報道を大袈裟と叩く連中が出てくることだ。そういう連中が騒ぎ立て、気象庁を狼少年のごとく扱い、今後同じように災害が起きた場合の対応が鈍くなってしまうなんてことにならなければ良いが…。
予想どおり各市町村での温度差がはっきりと浮き彫りになった。「注意報程度では避難勧告はしない」という市町村の態度とメディアを大きく動かした気象庁との間には大きな溝ができたようだ。