今日のこと。

仕事の都合で参加することになった、とあるセミナーで、とある大学の准教授の講演を拝聴する機会を得たのだが、そこで何とも言えない違和感を感じさせられた。

参加者はほぼ皆さん同じ業界の方々で講演の中身についてもある程度知識を得ている人たちである。

講師はそんな参加者を見て、基本的な説明は避けようと思ったらしい。



こんな言い方をした。


「こんな基本的なことをお話しするのは『猫に小判』でしょう。」


ん?
猫に小判?


釈迦に説法なら分かる。
仕事で関わっている内容だけに皆さん一通りのことを知っているのだ。
素人に諭すような内容では失礼というもの。


それなのに、猫に小判!?


まったく逆でしょ!

それじゃ、俺たちにする説明がもったいないってことになるじゃないか。

誰も何も言わなかったけれど、イラッと来た人もいたんじゃないかな。



仮にも高等教育機関で教鞭をとるような人がそんな言い方をしては教養を疑われるというものだ。




自分も気をつけようっと。

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