2007年08月28日
皆既月食

あっと言う間に終わりに近づいている。
楽しいなあ、皆既月食。
最初の赤い月が最高だった。
赤い月なんて、どっかのテロ組織の名前みたいけどさ。違う世界に来たみたいでワクワクする俺、SF好きの33歳。
しかし、月と太陽の見かけの大きさが同じってのがホントに不思議だ。
俺は月が人工衛星でも驚かないよ。
2007年08月28日
黄昏て

公園でボール遊びをしようと息子を連れてきたが、あまりボールに興味がないらしく、ただただ走り回って休んでいる。
わんぱくでたくましく育って欲しいんだけどな。
2007年08月25日
追記:撮影協力
2007年08月20日
「探偵は吹雪の果てに」

東直己「探偵は吹雪の果てに」
いつの間にかずいぶんと年取っちゃってたのに驚いた。離婚した妻との間に中学生の子どもまでいるし、いつまでもうわっついたままススキノでぐだぐだしている訳ではないんだ。と独り納得していたが、やはり「俺」は「俺」のまんま、いわゆる常識的な大人にはなりきれずにいた。
サイドプレーヤーに大きな変更はない。が、他作品の登場人物が顔を出し始めていて、榊原との競演のように畝原との競演も見られるのかもしれない。
こんな風に口は悪いがタフな男ってのもいいなあ。
2007年08月20日
二度も突発
息子の話。
最近、熱っぽいなあなんて思っていたら、突発性発疹だった。
5日ほど前から38℃くらいの熱が時折出ていたが、本人至って元気だからとしばらくほおっておいた。そしたら、なかなか熱が下がらなくて、ちょっとおかしいなと感じ始めた頃、体中に発疹が現れてきてやっとその正体に気づいた。
突発性発疹。
11ヶ月の時と合わせて二回目の発症。
二回かかる子もいるとは聞いていたものの、うちの息子がなっちゃうとはうっかりしてた。
医者に連れて行ったときにはもう治りかけの状態で、今回はお薬無しで治療しましょうということになった。あらら、意外と丈夫なもんだ。
たくましくなるかな。
最近、熱っぽいなあなんて思っていたら、突発性発疹だった。
5日ほど前から38℃くらいの熱が時折出ていたが、本人至って元気だからとしばらくほおっておいた。そしたら、なかなか熱が下がらなくて、ちょっとおかしいなと感じ始めた頃、体中に発疹が現れてきてやっとその正体に気づいた。
突発性発疹。
11ヶ月の時と合わせて二回目の発症。
二回かかる子もいるとは聞いていたものの、うちの息子がなっちゃうとはうっかりしてた。
医者に連れて行ったときにはもう治りかけの状態で、今回はお薬無しで治療しましょうということになった。あらら、意外と丈夫なもんだ。
たくましくなるかな。
2007年08月19日
「楊令伝 第2巻」

北方謙三「楊令伝 第2巻」
革命の夢を絶たれた後、それに関わっていた者たちがどう挫折を乗り越えるのかが、楊令伝前半の大きな課題だ。
諦めきれずにもがいてるヤツもいるし、すっかり冷めちまってただ惰性で動いているヤツもいる。
でも、水滸伝であれだけ熱い男たちを描き続けた作者のことだ。きっとこの先大きな展開が待っていることだろう。
ちらほら岳飛やら秦カイやらといった抗金の時期の人物が登場し始めているのも気になる。史実とどう接合させていくのだろうか。
2007年08月18日
妻の一言:愛
入籍してから何年も経ち、時には倦怠感を覚えることもある30代の夫婦。
今は子育てで精一杯なためビックリするくらい早く時間が流れているけれど、これが過ぎてしまえば冷え冷えとした関係が訪れるんじゃないかと最近恐れている。
昨夜の食卓のこと。
妻の手づくり料理を前に家族が整列。
妻は調理師の資格を持っているだけあって、不味いメシを食わされるということはまずない。
この日は冷やし中華。簡単に作れるメニューだ。失敗することはないだろう。
しかし、あまりに手際が良すぎて毎日の料理に変化を感じられなくなってきた。
苦労せずにうまく作った料理と苦労しながらもどうにか作った料理。
後者の方により愛情がこもっていると感じてしまうのは我が儘なのだろうか。
「ねえ」
麺を一口すすったあと、妻が話しかけてきた。
隣ではまだ幼い息子が親の真似をして、箸で麺をつかもうと悪戦苦闘している。
冬がくれば二歳になるかわいい盛りだ。
毎日のようにイタズラをして妻に怒鳴られているが、その笑顔は何物にも代え難い。
手放したくはない。
「愛情少ない?」
俺の顔を覗き込むようにして、妻が尋ねてきた。
食事の合間、家族の団欒にふさわしい質問ではない。
が、妻はいつもと同じ表情をしていてとてもふざけているとは思えなかった。
俺の感じている不安に気づいたのだろうか。
薄れていく夫婦の距離感になんらかのカンフル剤を与えようとしているのなら、すさまじい神通力だ。
それとも、俺の無い物ねだりを責めてるのだろうか。
妻も同じような不安を抱いて不甲斐ない俺に引導を渡そうとしているのか。
逡巡した。
すぐには答えられなかった。
俺と妻の抱いている感情が同じものなのかまったくつかめない。
これまで一緒に歩んで来たというのにまるで自信がないのはなんとも情けなかった。
これにどう答えるかが大きな分かれ道になるかもしれないのに。
黙ったままの俺に再び妻は問いかけてきた。
「…すくない?」
ん?
何かが引っかかった。
もう一度聞いてみた。
「味薄くない?」
どうやら随分と勘違いをしていたみたいだ。
冷やし中華の味つけを確認していただけだったのね。
今は子育てで精一杯なためビックリするくらい早く時間が流れているけれど、これが過ぎてしまえば冷え冷えとした関係が訪れるんじゃないかと最近恐れている。
昨夜の食卓のこと。
妻の手づくり料理を前に家族が整列。
妻は調理師の資格を持っているだけあって、不味いメシを食わされるということはまずない。
この日は冷やし中華。簡単に作れるメニューだ。失敗することはないだろう。
しかし、あまりに手際が良すぎて毎日の料理に変化を感じられなくなってきた。
苦労せずにうまく作った料理と苦労しながらもどうにか作った料理。
後者の方により愛情がこもっていると感じてしまうのは我が儘なのだろうか。
「ねえ」
麺を一口すすったあと、妻が話しかけてきた。
隣ではまだ幼い息子が親の真似をして、箸で麺をつかもうと悪戦苦闘している。
冬がくれば二歳になるかわいい盛りだ。
毎日のようにイタズラをして妻に怒鳴られているが、その笑顔は何物にも代え難い。
手放したくはない。
「愛情少ない?」
俺の顔を覗き込むようにして、妻が尋ねてきた。
食事の合間、家族の団欒にふさわしい質問ではない。
が、妻はいつもと同じ表情をしていてとてもふざけているとは思えなかった。
俺の感じている不安に気づいたのだろうか。
薄れていく夫婦の距離感になんらかのカンフル剤を与えようとしているのなら、すさまじい神通力だ。
それとも、俺の無い物ねだりを責めてるのだろうか。
妻も同じような不安を抱いて不甲斐ない俺に引導を渡そうとしているのか。
逡巡した。
すぐには答えられなかった。
俺と妻の抱いている感情が同じものなのかまったくつかめない。
これまで一緒に歩んで来たというのにまるで自信がないのはなんとも情けなかった。
これにどう答えるかが大きな分かれ道になるかもしれないのに。
黙ったままの俺に再び妻は問いかけてきた。
「…すくない?」
ん?
何かが引っかかった。
もう一度聞いてみた。
「味薄くない?」
どうやら随分と勘違いをしていたみたいだ。
冷やし中華の味つけを確認していただけだったのね。
2007年08月17日
「バルト海の復讐」

田中芳樹「バルト海の復讐」
ハンザ同盟の隆盛いちじるしい中世北欧を舞台にした作品。
「モンテ=クリスト伯」あたりの路線を狙ったのだろうが、さすがにあの名作までは届かない。
広大な舞台設定にみみっちい登場人物がひしめき合うコンパクトなお話になっている。
悪党どもがどんどんみっともなくなっていく会話は、相変わらず楽しいのだが、少し物足りない。
ご都合主義になりすぎてるのだろう。
次点。
2007年08月17日
折爪岳展望台
2007年08月17日
BBQ

昼過ぎから始めてすでに一時間ちょっと。豚やら牛やらエビやらホタテやらをさんざん炒めた鉄板に最後は焼きそばを投入したのであるが、もはや満腹すぎて誰も手をつけない末期状態。
こうなった時に我々が取る方法は一つだけ。
ジャンケングリコ
川の流れに向かって突き進むのだ。
グリコなら三歩、パイナップルなら六歩、チョコレートでも六歩前に進む。しだいに深みに近づく恐怖。途中でギブアップするチキン野郎はいつまでも笑われるのだ。
こんなことしてる俺ら33歳ズ。
ふう。
2007年08月16日
「龍時01-02,02-03,03-04」

野沢尚「龍時」
悔いのないサッカー人生を送ろうとする若者が日本を飛び出し、苦難の末スペインで活躍、日本代表としてピッチに立つ物語。Numberに連載されていた。
事前の取材がみっちりとなされているのがよく分かる内容で、非常に好感が持てる。日本代表などの選手はほぼ実名で出ており、それぞれの評価が描かれているのも楽しい。
今の日本代表に足りないもの。フランスW杯で露呈した弱さ。作者なりの回答を見せようとしている。
惜しむらくは作者の急逝により連載はストップし、未完の作品となったことだ。
今回のオリンピックでは活躍して欲しい。
2007年08月13日
「楊令伝 第1巻」

北方謙三「楊令伝(一)玄旗の章」
全一九巻、圧倒的な筆力で人間の死に様(生き様)に迫った「水滸伝」
新たに志を受け継いだ者たちが現れてくる中、最後の戦いから生き残った者たちはそれぞれ、志を捨てない者、志とは関係なくただただ戦いに向かう者、そして、志から距離を置く者とに別れ、過ごしていた。
旗印となるべきはただ一人"楊令"。
なんだけど、そうはうまくいかない。最後の戦いが残したものはあまりにも大きかったのだ。
いやあ、ホント面白いよ。水滸後伝の登場人物が出てくるのもポイント高いしね。それから中国史上最高のナショナルヒーローも登場!
いやあ、読み始めたら止まらない一級品のエンタテインメントがまた生まれてしまった。次が待ち遠しくなって、小説すばるにも手を伸ばしそうになるんだよな。困ったもんだ。
2007年08月01日