2006年12月31日

実家で猫とたわむる

実家の飼い猫「ゴン」くん。

深夜にお腹をなでてみる。

去年は病気で手術を経験するなど大変な年だったから、今年は健やかに過ごして欲しい。

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2006年12月30日

田中芳樹「暗黒神殿」


今回もアルスラーンの十六翼将は揃わなかった。またか。

田中芳樹「アルスラーン戦記(12)暗黒神殿」

いきなりだが、正直な感想だ。
中学の頃から読み始めて、主要な登場人物がいまだに勢揃いしない。あまりにも待たせ過ぎだろ。待ちくたびれてきた。

昭和61年の第1巻発売から早や20年が経ち、その間には出版社が変わり、サイズも文庫本から新書へと変わり、今では所有しているシリーズを並べてみるとまるっきり整合性がとれないというコレクター泣かせの作品になってしまった。

読むのを止めてしまえばいいのだろうが、そうなればなったで結末が気になる。
著者のことばに「完結へ向かう予定」とあった。しかし、予定は未定であって決定ではないなどとうそぶく作者のことだ。完結までにはあと5年はかかるとみた。

イルテリシュが怪物じみてきたのは楽しみだが、とにかく早く続刊を出してくれ。

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現役精神科医の記したのがこの作品。病理には当てはまらない、人格が歪んでしまった状態である人格障害について書いてある。

磯部潮「人格障害かもしれない」

近年増加し続けている異常犯罪。その犯人たちの多くが精神鑑定を受けているのはニュースなどで報道されているとおりだが、その鑑定結果である「妄想性人格障害」や「分裂性人格障害」などについての情報はほとんど持っていない。単純に犯罪を犯すくらいだから頭がおかしいのだろう程度の捉え方しかしていないのだ。

しかし、作者は本文の中で「多くの犯罪者は人格障害と診断されるかもしれないが、人格障害の人全てが犯罪者ではない」と訴えている。甘い俺の認識を変えてくれた言葉だ。

この犯罪者と人格障害については非常に興味深く読ませてもらった。ほかにも人格障害の種類と症例、治療法など初めて目にする情報が盛り沢山だった。

なかでも精神科医という職業の過酷さをよく伝えてくれるこの言葉には驚かされた。

「治療としては、主治医との関係のなかで人格発達を促していくことになります」

さらっと言い切ってるけども、これってかなり壮絶な戦いだってことが容易に想像できる。要は、身を削って患者の相手をし続けることで常人には耐えられないような体験もしているのだろう。

精神科医をちょっと尊敬することにした。

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2006年12月26日

食べるはずが

北上市出張の本日、高速に乗ってお昼は矢巾PAで食べようと思っていた。
やまなか家の豚丼が食べたかったのだ。

豚丼との出会いは、北海道は帯広の「ぱんちょう」だった。
この老舗はあちこちで紹介されているので、ちょっと検索するとかなりの数のページがヒットする。
そこで食べた豚丼はマジでうまかった。

それから岩手でも食べられるのかなとことあるごとに探していたら、ある日偶然立ち寄ったやまなか家のメニューに豚丼があることを発見した。食べてみると、ここの豚丼もタレの具合が良くて、俺の舌にピタっとヒットする優れものだったのだ。

そんな豚丼を食べようかと矢巾PAに立ち寄ってみると、

ん?

無い!

やまなか家が無い!



本日知ったこと。

・やまなか家があるのは矢巾PA下り線





ものすごいショックでした。

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2006年12月25日

bird「breath」

bird出産後初めてのアルバム。

bird「breath」

初めて聞いたとき、デビュー直後と同じくらいの勢いの良さを感じた。続けて聞いていると、内包されている優しさみたいのも感じられてくる。

どこか、とははっきり言えないが、人間としての根底の部分が変化しているのだろう。それも無理して変化しようとしたものではなく、自然に変わってしまったような感じだ。

母親ってのはやっぱり強いんだね。


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2006年12月22日

東北の子供に肥満傾向

今日の産経新聞の記事にこんなのが、

なぜ?東北の子供に肥満傾向 寒さで運動不足か

ちょっと笑っちゃった。

東北の子供は、都会の子供に比べて車で移動する時間が長いため運動不足だって記事は前に見たことがあるけど、それだけじゃなく肥満傾向までも偏っているんだね。

寒さで運動不足ってのはひどくうがった見方だと思うな。大学の北方文化論で「生物は赤道から遠くなるほど体が大きなる。体の表面積に対する体積の割合を小さくすることで放射熱を減らすためである」なんてのを習った記憶があるけど、結局否定されたみたいだし、寒さだけを関連づけるってどうも単純すぎるかも。

産経新聞よ。再考せよ。

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2006年12月19日

しなまつり?

俺と同い年なはずの4コマ漫画家みずしな孝之さんのBlogをチェックしていたら、こんな記事に遭遇した。

八戸の伊吉書院でみずしなフェアこと「しなまつり」を開催しているとのこと。
言ったことがないので、地図で確認。おお、Google Mapにも名前が載ってる。

今度行ってみようと思うので、ここにメモ。



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2006年12月18日

男神岩も雪に埋もれ


昨日の雪のおかげで、ずいぶん風景が白くなった。

一戸と二戸の境にあるこの巨岩もすっかり雪を被っていた。

この天気で職場も大変な状態。いきなり20cmほどの積雪。朝から晩まで、そして今日も雪かきに追われてしまった。

ポジティブに背筋が鍛えられて良かった、ということにしよう。


場所はこの辺

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2006年12月17日

Music Life:11~12月



RIP SLYME「EPOCH」



Ben Folds「supersunnyspeedgraphic:The LP」

11月の新譜攻勢に押されて、まだまだ耳が追いついていない。
流して聴いてはいるけれど、じっくりとは時間が取れないみたいだ。

通勤時のBGMとして活躍中。

RIP SLYMEは「おかえりFUMIYA」ってなとこ。一番はやっぱり「ブロウ」だけど、ジワジワと「island」が耳に浸透しつつある。相変わらずカラオケは大変。アルコール入った後では息継ぎが難しいのだ。

Ben Foldsは、いつの間にか出ちゃってた。「Songs for Silverman」買ってからそんなに経ってないんだけど、また新しく聴けるってのはいいねえ。EPをまとめたヤツなのかな。良く分からんち。


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2006年12月16日

「神狩り」

日本SF界を引っぱり続けてきた山田正紀のデビュー作。

山田正紀「神狩り」

30年も前の作品だとは知らなかった。たまにはこういう作品も読まねばなるまい。

神との対峙を主軸に足掻き続ける主人公の姿を描いている。絶望的な状況がよけい神の存在の異様さを際だたせる。

今であればありふれたテーマになってしまっているが、当時はかなりの衝撃だったものと思われる。絶対的な存在「神」に戦いを挑む、なんてね。


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2006年12月16日

チャイルドシート

車に乗るとすぐに眠くなってしまう息子。チャイルドシートが大好きなのだ。

家の中では暴れていても、こんな風におとなしくなる。

誰かが、あまり車で眠るクセをつけない方がいい、と言っていたけどしょうがないさ。



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2006年12月14日

今日は青森県

大阪から戻って来たばかりだと言うのに、ちゃらんぽらんな同僚のおかげで今日も出張。残務処理もあるってのにさ。

ウルフルズの「大阪ストラット」を聴きながら、すでに雪の積もる青森県を走る。ずいぶん気候が違うよ。

お昼は東北自動車道津軽SAの「しじみねぎラーメン」。弱った胃腸にしじみパワーを投入だ。

しかし、けっこうしょっぱいのね。

地図はこちら

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2006年12月13日

「ホミニッド」

出張の移動中に読みふけっていた。

ロバート・J・ソウヤー「ホミニッド」

ネアンデルタール3部作の第1部である。
ネアンデルタール人が滅びずに科学文明を発達させた並行世界と我々の住む現実世界が、量子コンピューターの実験によって通じてしまう物語。

色々と批評されること多い作品であるが、考古学に興味のある身としては、ネアンデルタール人の生活様式の描き方がとても楽しかった。特に裁判の様子なんて想像もしたことのない場面なので、ばっちりセンスオブワンダーを刺激してくれた。

ネアンデルタール人から見たホモサピエンスという風刺として見てもいいかも。


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2006年12月13日

仕事終了

これから移動です



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2006年12月12日

ビリケンも

通天閣と言えばやっぱりこれ。

ビリケン様だ。

御利益求めて、足の裏は撫でまくり。良いことありますように。地図はこちら

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2006年12月12日

大阪だね〜

通天閣だあ(^-^)/

我ながら良い感じの画像に仕上がっていると自画自賛。

新世界の通りは人がいなくて寂しかったけどね。

地図はこちら

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2006年12月12日

大阪入り

仕事のため本日から大阪入り。

画像は夜景に紛れる太陽の塔。

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2006年12月07日

地震の記憶

今日は、とある公共施設で防火管理者講習を受けた。
施設管理にも責任がともなってきて、こんなも取らなきゃいけない。

二日間ある講習の初日。
今日は、基本的なことがらが多かった。
それはとても眠い。

でも、一つだけ興味をそそられたのが地震防災について。
過去の事例の紹介があって、被害の状況とかとても生々しくて目を覚ましてしまった。

なんで地震が気になるのかとふと考えてみた。
これまでの人生で地震に関わったのは、北海道南西沖地震が最大最後なはず。

は!

あった!もっと昔の記憶。

「大地震ゲーム」だ!!!!!

小学校のころによく遊んでいた、すごろく風のゲーム。
マス目を進んでいくごとに、火災ゾーンや高層ビルからガラスの破片が降り注ぐゾーンなど危険な区域がたくさんあって、そんな困難を乗り越えて避難場所がゴールというちょっとネガティブなゲーム。食料がなくなったりとか大変だったなあ。知ってる人いんのかね。

小さいころから大地震に親しんだ経験が呼び起こされた一日だった。

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前作は映画化もされちゃって、けっこうな反響。

伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」

四人組の銀行強盗がくだらない井言い争いをしながらとんだトラブルに巻き込まれる前作はものすごいインパクトがあった。四人が四人ともしっかりキャラ立ちしてるし、パズルみたいにちりばめられたトリックが最後にピタッとおさまるところも見事だった。

んで、今回もこりゃいけるかなと期待を持ちつつ読み始めると、その予想は見事に裏切られた。もともと短篇仕立てであったものをむりやり長編にしたてたようだから、どうもプロットの組み方がしっくりこない。最初から収束する方向でつくられているような違和感を感じた。もっと最後まで引っぱって欲しいってのが希望だね。

期待している作家の一人なので遊び心は評価するけど、もう一息頑張って欲しい。

そんなとこ。

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読んでみたかった本を手にしたときの喜びは何にも例えようもない。

松村栄子「雨にもまけず粗茶一服」

ある書評で見かけてから妙に気になっていた。それはたった一つの場面。

茶会の最中、登場人物の一人である坊さんが、懐に入れていた乾電池を落とし茶器にぶつけてしまうという粗相をしてしまう。お茶の師匠の目の前での出来事は本来であれば許されないものであるが、その坊さんは機転を利かせてこう言うのだ。
「師匠、隠しておりましたが私実はロボットでした。」
師匠もこれに応え
「どうりで頭の固い坊主だと思った。」

という何とも洒落たこの場面に出会いたくて、読み始めたのだ。

主人公の成長がメインであるが、その周囲を彩る人びとが活き活きと動き回っていて、ちょっとした京都気分を味わえるのも良かった。

お茶も始めてみようか、とも思ったりする。


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