2006年11月01日
「ニュートンズ・ウェイク」

いまイギリスからSF新時代の旗手たちがたくさん出てきているらしい。これもその中の一人。
ケン・マクラウド「ニュートンズ・ウェイク」
解説にも書いているけど、遠未来のSFガジェットが山ほど使われている。しかし、この作品はハードSFとは一線を画したスペオペなので、詳しい説明など無くどんどんストーリーが展開していく。グレッグ・イーガン「ディアスポラ」
その代わり政治的な内容が盛り沢山で、そっちの信条を理解するのにちと頭を使う。興味ある方にとっては、SF的な設定に載せたコンゲームとして見ても面白いのかも。
日本のSFをすっかり変えてしまった「新世紀エヴァンゲリオン」のごとく、新たに盛り上がりを見せてきたSF界のシンギュラリティ(←キーポイント)と言えよう。