2006年06月25日

荒山徹「魔岩伝説」

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今一番面白いなと思っている伝奇作家は間違いなくこの人だなあ。発想はぶっ飛んでるけど、歴史背景はしっかりと抑えているし、有名どころの登場人物があちこちに登場し、それでいて怪げな朝鮮忍術が次々と炸裂し、そのアイデアを惜しげもなく殺していく潔さ。うーむ、すさまじい。

荒山徹「魔岩伝説」

今回読んだのはこれ↑。長編三作目のこの作品。あいかわらず日本と朝鮮の関係を軸に据えて、日本のある重要な事柄が実は朝鮮と深く関わっていたといういつものパターン。

パターンは分かるんだけど、これがすこぶる面白い。何でこんなに読ませるんだろう。まったく不思議だ。

ワクワクさせてくれる力強さという点では日本最強ではないだろうか。


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