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第三作「ワイルド・ソウル」でブレイクした垣根涼介の二作目。

垣根涼介「ヒートアイランド」

「ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記」で勉強済みだったので素直に行けば「ワイルド・ソウル」を読むはずだったんだけども、本の厚みに負けてこっちから読むことにした。

ノワールの雰囲気たっぷりのクライムノベル。少年ギャング、プロの窃盗団、ヤクザの三つのグループが、それぞれの思惑をもって金に絡んでいくストーリーには複雑さはそれほどなく、状況が次々と動いていくその躍動感がたまらない。

スタイリッシュに描こうとして少し鼻につくところはあるが、それさえ気にしなければ非常に面白い作品。「ギャングスター・レッスン」「サウダージ」と続編があるようなので後の楽しみとしよう。


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